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宜保通信 -霊能の世界-

特定のタイプの女性にとり憑く色情霊

ネットによる霊能鑑定をはじめる以前の話です。友人を介して、お母さまがお嬢さんを連れて相談に見えたことがあります。

お嬢さんはまだ20代だというのにすっかりやつれて、目の下には黒々としたクマが出ているような有様。しかも、「何日も睡眠不足が続いて困っています。深夜に何かがベッドに入り込んでくるんです」とおっしゃったのです。

特定のタイプの女性にとり憑く色情霊

お嬢さんは話し声も小さく、地味なおとなしいタイプの方。派手な色味ではないものの、年齢より少々幼い感じの、いわゆる乙女チックなファッションを身にまとっておられました。

友人と共に喫茶店でお会いしたのですが、寝室の状態が気になったので、許可を得てご自宅にお邪魔することに。お嬢さんの寝室に案内され、わたしは思わず、「アッ! 」と声を出してしまいました。

よほどロマンチックなものがお好きらしく、天蓋付きのお姫さまのようなベッドをおいておられるのはよいとして、枕がふたつ、クッションが複数置かれていたのです。ひとり寝のベッドにふたつ、またはそれ以上の数の枕やクッションを置くと、そこで共に寝てよいのだと解釈する浮遊霊・動物霊が多く、憑かれやすいことが霊能者の間では知られています。

なかなかの豪邸でしたので、経済的にも裕福だったのでしょう。子どもの頃から海外旅行なども経験しており、宿泊先も高級ホテルとなれば、そこにはほぼディコラティブピローが置かれています。

おとなになってインテリアに凝り出すと当然のように自分のベッドにもふたつの枕と複数のクッションを置くようになったとのことでした。さらに寝室にはアンティークドールが飾られ、その向かいにはテディベアが置かれており、目線が合う形になっていたのです。

人形=霊的によくないということはないのですが、アンティークドールには前の所有者の念が残るケースがある上、双方の目線が合っていると霊の通り道になりやすいので、それぞれを霊的に浄化し、置き場所を変えました。そして当然、まくらはひとつだけにして、クッションは置かない形にベッドを整えました。

何よりもお嬢さんは内弁慶のようで、お母さまにはあれこれと能弁なのですが、他人さまには自分の意思をほとんど伝えることができないというのがこの霊障の大きな要因。ベッドにもぐりこんでくるのは色情霊で、色情霊は美人やセクシーな女性を狙うより、このようなおとなしい、言いなりになりそうな女性を狙うことのほうが多いからです。

さらにお嬢さんは男性に不信感を持っていることも判明。当時、すでにお父さまはたいへん家庭的なよいお父さまになっておられたのですが、若い頃には浮気沙汰がおありになったようで、そのころ多感な思春期だったお嬢さんには、「男性は信用できない。こわい存在」という意識が根強く残っていたのです。

このように男性に対する強い悪感情があると、逆に色情霊のような悪い男性の霊を引き寄せてしまうことがあります。意識が現実化すると言いますか、イメージがそのとおりの悪しきものを引き寄せてしまうのです。

色情霊が廊下をウロウロして落ち着かない様子であることを感じ取ったわたしは、彼と対話をしました。「性的に女性を圧迫することであなたは女性の心を殺し、魂を傷付けてしまうんですよ。このままでは殺人と同じ罪を重ねることになり、地獄の業火に長年焼かれることになりますから、いい加減この世に留まることはやめなさい! 」と強い口調で叱ると、色情霊は怯えて泣き出したのです。

そのとき、わたしの脳裏に、この男性が幼い頃に母親と引き裂かれ、自分を裏切らない女性を支配することでその深い孤独を埋めようとする姿がはっきりと浮かびました。その後、悲しみを浄化し、天の国で己の罪をつぐない、霊的向上をめざすことを約束させ、何とか天に昇らせることができたのです。

お嬢さんにそのことをご説明し、安心していただいたところで、「大切なお母さまにこれ以上負担をかけてはいけません。そして、急には無理でも自分の意思をはっきりと他人に伝えられる人間になるように努力してください」とお伝えしました。お嬢さんも思うところがあったようで、涙ぐみながらそのように努力するとおっしゃってくださったので、ほんとうによかったです。

おとなしい性格は決して悪くはありませんが、ひとに付け込まれても何も言えないような状態では、色情霊にも現実の人間にも振り回されてしまいます。自分の意思をはっきりと表し、イヤなことはイヤと伝える毅然とした態度が身を護るのです。

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