夫が隣家の主婦と浮気……?
実録、霊感鑑定の光景 ③
「夫が隣家の主婦と浮気……? 悔しいけれど、今は離婚できない」
今回、イタコの口寄せでの悩み解決を求めてきたのは、夫婦共働き世帯のキャリアウーマン・多香子さん(仮名)。半年近く前からマンションの隣室に住む主婦と自分の夫との関係を疑っており、つい最近、その決定的な現場を見てしまったことから、今後の対応方法と指針を求めて宜保鑑定事務所の霊能者先生の鑑定を受けました。
[相談者]
藤原多香子さん 35歳 千葉県市川市 商社勤務
[鑑定前半の流れ]
相談者は電話占いも霊能鑑定も初めてとのこと。そのため導入では、霊能力に対する疑念などが感じられたが、自分から目下の状況の詳細を話す前に、「あなたの声から嫉妬の波動が強く感じられるのですが、これは恐らく夫婦関係に関する悩み、それもご主人の女性関係に関することですね」と言い当てられて驚く。その後は一転、先生を信頼する態度に変わり、自分が目撃したのが本当に浮気現場であったのかどうかを霊視で見て欲しいと伝えてきた。
過去霊視により、浮気の疑いが事実であったことを確認

多香子さん:「先生、すみません。私、物の言い方が失礼でしたよね。本当に見えるんですか?とか」
先生:「いいえ、良いんですよ。あなたの場合は、こういうスタイルの相談は初めてとおっしゃっていましたが、霊感占いなどに慣れている方でも最初はけっこう疑ってきますから(笑)。実際、霊能者とは言っても紛い物が多いですから。そういうのに何度も騙されて、猜疑心が強くなってしまうんですね」
多香子さん:「うーん、じゃあ私は幸運だったのでしょうか。初めからこんなに当たる先生に出会えるなんて」
先生:「お誉めいただき、ありがとうございます。そのご期待を裏切らないように、お悩みの解消に努めます。それで話は戻りますが、ご主人が隣の家の奥さんと仲睦まじげにしていたというのは……」
多香子さん:「はい。お昼に息子が外食したいというので、駅の近くのファミレスにでも行こうかと思って、ちょうど外出中の主人のスマホに連絡したんです。店で落ち合おうと思いまして」
先生:「しかし、電話には出なかったと?」
多香子さん:「ええ。主人は土曜日の朝は毎週、スポーツクラブのプールで泳ぐんです。でも、いつも11時近くには切り上げるので、その日ももう帰り道なのかと思って。でも、何度電話してもつながらないので、仕方なく息子と2人で出掛けました。そうしたら……」
先生:「駅前の繁華街で、連れ立って歩いているご主人と隣の奥様の姿を見てしまったというわけですね」
多香子さん:「はい。実はその日、本当にスポーツクラブへ行ったのかどうかも怪しいんです。品のない話で恐縮なのですが、ふたつ先の駅まで行くとラブホテルみたいな建物もあって……もしかしたら、そこに……」
先生:「お辛いでしょうからもうけっこうです。では霊視してみますね」
多香子さん:「よろしくお願いします」
<約1分間弱、霊視>
先生:「ええと、念のために服装の確認ですが、その日、ご主人は白のチノパンにブルーのシャツでしたか?」
多香子さん:「はい、たしかそうでした」
先生:「連れ立っていた奥様の方は、ちょっと派手なピンク系のワンピース?」
多香子さん:「は、はい、そんな感じの服を着ていました!」
先生:「ああ、完全に見えました。これは……申し上げにくいのですが……」
多香子さん:「やっぱり……」
先生:「推測されていた通りですね。半年前に関係が始まっています。同じスポーツクラブで顔見知りになって、そのうちにご主人がお隣の夫婦仲についての相談に乗るようになり、やがてその奥様の方から……」
多香子さん:「くうっ……分かりやすすぎるわっ、あの女!」
口寄せを通して夫の本心を問い質す。その結果……
先生:「どうか冷静に」
多香子さん:「冷静です。そうではないかと覚悟はしていましたから」
先生:「さて、この先はどうしましょうか。直接、ご主人とお話しになってみますか?」
多香子さん:「はい。それが目的でお電話したので。直接、彼を問い詰めて、話がこじれることは避けたいから」
先生:「お子さんのことですね。小学生の息子さんが成人されるまでは、今の経済状況を維持したいと?」
多香子さん:「はい。誠に身も蓋もない話ですが……」
先生:「分かります。では、これから呼び出しますのでほんの少しだけお待ちください。私の声の感じが変わっていれば、それはもうご主人が降りていますから」
<再び1分間弱の沈黙。夫の生き霊を降ろす>
多香子さん:「まだ?もう良いのかな?」
先生:「んんんん……うっ……どこだ、ここは(以下、しばらく夫の生き霊との会話となる)」
多香子さん:「貴男?」
先生:「多香子か?これ、どういうことだ?」
多香子さん:「今ね、貴男の意識と会話しているの」
先生:「訳が分からない……。おまえ、ふざけているのか?」
多香子さん:「それはこっちの台詞よ。これから、私の質問に正直に答えなさい。……貴男、隣の奥さんと浮気しているでしょう」
先生:「……」
多香子さん:「答えろ!卑怯者!」
先生:「何で……ううっ、何て言うか……出来心だった。魔が差した」
多香子さん:「本当に遊びなのよね。本気ってことはないわよね」
先生:「うう……ぅぅぅ(声が掠れて言葉が聞き取れず)……って、お互いに家庭を壊すつもりは……」
多香子さん:「すぐ、別れてよ。前々から言っていたそっちの親との同居の話、進めていいから。あの女と離れて2度と会わないと約束なさい!」
先生:「あ……そんな……おまえ、急に」
多香子さん:「シンヤ(息子の名前と思われる)が可愛くないの?可愛いんだったら、ちゃんと父親らしくなさい!」
<この後もしばらく生き霊との会話は続くが、企業名や詳細な番地名などが数多く飛び出すため、プライバシー保護の観点から割愛>
口寄せ終了後、相談者に有利な状況が判明!
先生:「(生き霊を元へ返し)いかがでしたか?」
多香子さん:「認めました。遊びの関係だと言っていましたが、実際のところはどうなのでしょう」
先生:「口寄せに先立って、ご主人の生き霊意識と同調した際、私にも同じ心の声が聞こえました」
多香子さん:「今、主人にも言ったのですが、去年から向こうの親との同居の話が出ていて……」
先生:「ご主人を浮気相手と引き離して、環境を変えるというわけですね」
多香子さん:「ええ、気は進みませんが息子のためです」
先生:「老婆心ながら、性急に事を運ばない方が良いと思います」
多香子さん:「どうしてですか?」
先生:「あなた方のご家族より先に、お隣が転居していくはずです」
多香子さん:「えっ!嘘……どんな理由で?」
先生:「口寄せの前に霊視しましたよね。その時に色々と見えました。あちらの家の旦那さんも、奥さんの浮気に勘づいておられるようなのです。それで隣家同士で話がこじれる前に、自分の妻をお宅のご主人から引き離そうという計画を立てています。この隣のご主人というのは、かなり堅いお仕事の方のようですね」
多香子さん:「ええ、多分。私も詳しくは知りませんが、法律とか政治に関わる公の仕事みたいです。でも、それがどうして?」
先生:「ですから、スキャンダルを恐れているんですよ。この先、もしあなたが離婚訴訟を起こして、その際に隣の奥さんにも慰謝料請求などをした場合、それはもう奥さん個人の問題ではなくなるわけですから」
多香子さん:「なるほど……。それで隣が引っ越すとしたら、それはいつ頃でしょうか?」
先生:「もうすでにお隣のご主人は準備を始めています。数日内にその動きが見えてくるはずです」
多香子さん:「じゃあ、ウチが無理して引っ越さなくても良いのね。良かった!向こうの親となんか住みたくないし」
先生:「今後はご主人の態度も変わるはずです。口寄せでの対話を通して、あなたが気づいているという印象をしっかりと刻み込めたはずですから。あなたは素知らぬ振りでいつものようにしていれば、それでOKです。向こうが勝手に忖度して自重しますよ」
多香子さん:「ありがとうございます。新しい動きがあったら、またご相談しても良いですか」
先生:「もちろんです。事が無事に収まることをお祈りしています」
[鑑定後の経過]
その後、多香子さんから再指名された先生が対応したところ、初回鑑定での予言通り、隣の家は約1ヶ月に転居したとのこと。また、表向きは夫との関係に波風などは立っていない。「本心ではとても許せないが、何とか自分を誤魔化して一緒に暮らし続ける。もしもそのうちに許せる日が来れば許すし、そうでなければ息子の大学卒業を待って離婚する」と涙混じりに主張していた。