霊視検証!有名心霊スポットの真相!-霊能の世界-

第45回笛吹峠

(埼玉県)

夜、車でその峠を越えていると急に背中が重くなり、
ある人は落ち武者の霊、
またある人は首吊り自殺者の霊に遭遇するという……
心霊現象の頻発は、非業の死を遂げた者たちの
怨嗟によるものなのか?!

かつて鎌倉街道上道と呼ばれていた古い街道筋にある埼玉の笛吹峠。ここは南北朝時代の古戦場の跡地として有名な土地。付近で工事が行われた際にはその時代の人骨が大量に出土したという話もあり、自殺や交通事故が多発する場所でもあることから、いつしか心霊スポットとの噂が立ち始めたようです。

所在地
埼玉県比企郡鳩山町須江628-11 岩殿丘陵の中央部。鳩山町と嵐山町の境目に位置
危険度ランク
A ★★★★☆
笛吹峠の霊視イメージ

埼玉県の中央部に位置する比企郡は、昔から交通の要所として重視されたエリアでした。元々は鎌倉幕府の重職にあった比企一族に統治されていた土地で、北から南に縦断する形で鎌倉まで至る鎌倉街道上道が伸びていたため、各地から中央政庁へと向かう武士の姿が絶えなかったそうです。こうした地理的条件の故に、幕府が滅ぶ際には大規模な戦場ともなりました。足利尊氏と新田義宗(義貞の子)の両軍がぶつかった武蔵野合戦では、敗走した新田側の武者たちの多くがこの地で惨死したと伝えられています。やがて昭和の時代となって近辺で道路工事を行った際に当時の戦死者と思われる大量の人骨が発見され、付近では自殺や事故が多発していたことなどもあって、いつの間にか関東地方屈指の心霊スポットとしてその名が知られるようになってしまったというわけです。実際、街道筋の笛吹峠周辺には戦士を祀ったお堂や塚が点在しており、当時の激戦の様子をしのばせます。 笛吹峠で起きるとされる心霊現象の典型例は次の通りです。

夜間、とくに丑三つ時に近い深夜にこの峠付近を車で走行していると、不意に眠気が起きたり、肩が妙に重くなったりする。同時に視界がおかしくなり、車窓を風景が過ぎるスピードが鈍くなったように感じたかと思うとその周囲にいきなり人影が出現。それは甲冑を着た落ち武者の姿、あるいは首が異様に伸びた縊死自殺者の霊の場合もある。もしそれらを目撃してしまったら、慎重に通り過ぎなくてはいけない。うかつに霊に気を取られると、交通事故などの形であの世へ連れて行かれる。

今までに目撃された霊の中には女性の姿をしたものもあり、背後が気になってバックミラーを覗くと、道路の真ん中に髪の長い女が浮かび、どこまでも追いかけてくるという話も残っているそうです。

今回も現地へ向かい、事の真偽を含めて調査をしました。結果、この一帯は霊的な磁場がかなり強いエリアであること、とくに狭山丘陵の段でも述べた複数かつ強力な霊道がこの地においてもまた強い作用を及ぼしており、それに引っ張られる形で霊波動の意識体も集積しやすい環境が整っていることが分かりました。

巷の霊能者の中には、この笛吹峠を包括した比企郡全体に禍々しい陰の気が満ちているという人もいます。それはさすがに極論ですが、他よりも心霊現象に遭遇しやすいことはたしかです。霊道のエネルギーに触れると人間の感覚器官が狂いやすく、それによって走行中の交通事故も起きやすいという意味で、霊的危険性の高い場所であると判定しました。

笛吹峠

埼玉県比企郡鳩山町須江628-11 岩殿丘陵の中央部。鳩山町と嵐山町の境目に位置

「東武東上線・武蔵嵐山駅から車で15分程度」

有名心霊スポット 一覧へ

先頭へ