霊視検証!有名心霊スポットの真相!-霊能の世界-

第42回水元公園

(東京都)

深夜に現れたのは、不慮の死を遂げた死者か?
水の波動が霊を呼び、昼と夜とで様相が逆転する
心霊スポットの条件を満たした有名公園

今回取り上げるのは、東京下町地区の憩いの場として知られる水元公園。約50年前に小合溜(こあいだめ)と呼ばれる広大な用水池を中心に作られ、この公園の名が葛飾区の町名にもなっているほど地元では馴染みの深い場所です。水のある所には霊が出没しやすいとの定説通り、ここもまた心霊現象の噂が絶えないようです。

所在地
東京都葛飾区水元公園3-2(公園事務所)
危険度ランク
B+ ★★★☆☆
水元公園の霊視イメージ

このコーナーをお休みさせていただいた間、複数の知り合いから、都内近郊に所在する心霊スポットについての有力情報を得る機会がありました。いずれも本人がその場所で何らかの超常現象に遭遇しており、しかもそのうちの1人は、除霊の祈祷を施さなくてはならないほど深刻な状況に陥っていました。この回から数回に分けて、そうした彼らの実体験をご紹介していこうと思います。

最初に取り上げるのは、柴又帝釈天で知られる葛飾区にある水元公園。昨年の秋、ここで奇怪な現象に遭遇したのは、同じ区内のマンションに住む会社員のAさんです。彼には小学校高学年の息子さんがおり、時々、自転車で水元公園へ行き、友達と一緒に釣りなどをして遊んでいたそうです。そんなある金曜日の晩、Aさんが仕事から帰宅すると、息子さんがどこかへ出掛ける準備をしていました。「こんな遅くにどこへ行くんだ」と咎めると、「釣り道具が入った箱を公園に忘れたので、これから取りに行く」と泣きそうな顔で弁解されました。

時刻はすでに午後10時を回っており、子供1人で行かせるわけにはいかないと、Aさんも一緒についていくことにしたのです。夜間の園内は当然ながら人影もまばらで、しんと静まり返っていました。広い敷地を斜めに横切る形で奥へ進み、息子さんが昼間、釣りをしていたという水辺まで行くと、懐中電灯で照らしながら周辺を探りました。幸い、釣り道具の箱はすぐに見つかり、「じゃあ、帰ろう」ということで来た道を引き返したのですが、その際に息子さんがトイレへ寄りたいと言い出して、すぐ近くにあった公衆トイレへ飛び込みました。そして用を足すとすぐ戻ってきたのですが、その際、Aさんは不可解なものを目の当たりにしたそうです。

「息子のすぐ後ろから、背の高い女が付いてくるのが見えたんですよ。男子トイレの出口から一緒に出てくるってだけでも変なのに、夜とはいえ、顔の部分だけが真っ黒で何も見えないんです。すぐにコレ、ヤバイやつだ!と分かりました」。Aさんはきょとんとする息子さんの手を引くと、一目散に公園を飛び出したそうです。「逃げる途中、一度だけ振り返ったんですが、女はトイレの前に突っ立ったままで、その身体が半分透けているようにも見えました。その時は息子も認したんで、幻覚の類じゃないことだけはたしかです」と言っていました。

園内では過去に悲惨なバイク事故による死者や複数の自殺者も出ており、それらの霊を目撃したという都市伝説的な噂は以前からあったようです。この話に興味を惹かれ、私もつい先だって所用ついでに水元公園へ出向いてみたのですが、たしかに霊気の偏在するスポットが敷地内に数ヶ所、見受けられました。小合溜から来る、大量の水の波動が浮遊霊や地縛霊を活性させていることは間違いなく、少なくとも霊感の強い人が、夜間に訪れるべき場所ではないと感じました。

水元公園

東京都葛飾区水元公園3-2(公園事務所)

「JR常磐線・東京メトロ千代田線の金町駅より京成バスを利用」

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