霊視検証!有名心霊スポットの真相!-霊能の世界-

第37回井の頭恩賜公園

(東京都)

カップルで池のボートに乗ると必ずその2人は別れる…。
そんな不吉な都市伝説の発祥地。
深夜、霊能者の目に留まった多数の霊体の正体とは!?

前回の目黒川遊歩道に続き、今回も都心の心霊スポットを取り上げます。真夜中に白い服を着た女の霊がさまようと伝えられる、井の頭公園を探索調査しました。

所在地
東京都武蔵野市御殿山1-18-31
危険度ランク
B+ ★★☆☆☆
井の頭恩賜公園の霊視イメージ

本コーナーで何度も説明させていただいていることですが、霊体が可視化しやすい条件の第一として挙げられるのは、その場所に豊富な水気があるということです。真水、海水を問わず、水の波動には霊体を活性化させる働きがあり、加えて霧や靄(もや)などの水蒸気が発生しやすいため、それを纏う形で霊が目視されやすくなるのです。心霊スポットと言われる場所の多くが、滝や沼、ダム、河川などに面しているということはそうした理由によるものです。

今回、取り上げる吉祥寺の井の頭公園もまたこの例に漏れず、園内に大きな池があります。公園の総面積は約380万m²。武蔵野市と三鷹市にまたがる自然の豊かなスポットで、中央線沿いに住む都民の憩いの場としてよく知られています。その中心部に北西から南東へ渡って細長く広がっている井の頭池は、都内を流れる神田川の水源地としても知られ、四季を通じて豊富な湧き水を湛えています。

そんな井の頭公園が心霊スポットであるという噂はかなり古くから流布しており、とくに池の遊戯施設として設置されているボートに恋人同士で乗ると、その2人は必ず別離するという噂はとても有名です。皆さんも一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。一説には池の西端の祠に鎮座する弁財天が嫉妬するからだと言われていますが、真偽の程は不明です。少なくとも日中は穏やかで明るい気に満ちた場所で、ネガティブな印象は全く感じられません。またそうでなければ、多くの都民が集う憩いの場などにはならないでしょう。

しかしその一方で、夜になると池の周囲のエリアの様相は一変します。私は夕刻前から園内へ入り、食事を挟んで深夜まで当地に留まっていたのですが、日が暮れるのを境に陰気が急激に増し、それとともに何処ともなく霊体が集まってくる様を目の当たりにしました。多くは浮遊霊や地縛霊などの不成仏霊の類で、それに混じって生き霊や人工霊などの姿もありました。やがて深夜0時近くともなると池の周囲は霊の集会場とでも呼ぶべき有様となり、かなり壮観な眺めでした。清冽な湧き水の波動に引き寄せられる形で、周囲一帯の霊的存在が夜な夜な集結してしまうようです。ただし澱んだ水の瘴気とは全く違う波動なので、凶悪な怨霊の類はいません。

とはいえ、たまに手足が毀損した事故死者の霊や、色恋の恨みを抱いて血の涙を流す女の生き霊なども見受けられましたので、夜間遅くに園内へ入るのはできれば控えた方が良いと思います。とくに霊感体質の方は、僅かながら霊障を受ける可能性もあります。なお、ここで頻繁に見られているという白い服の女に該当する存在を見つけることはできませんでしたが、波長が合えば霊が見える条件が整っている場所ですので、その噂にはある程度の信憑性があると感じました。危険性はさほどないものの、正真正銘の心霊スポットです。

井の頭公園

東京都武蔵野市御殿山1-18-31

「JR各線・吉祥寺駅より徒歩5分」

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