霊視検証!有名心霊スポットの真相!-霊能の世界-

第18回与兵衛沼公園

(宮城県)

沼のほとりに佇む白い和服の女霊!?
しかし怨念の波動は感じられず。

第18回は、仙台市内にある与兵衛沼公園です。宮城野区内にあるこの自然公園は、仙台市民の憩いの場として知られています。しかしその裏の顔は、仙台を代表する心霊スポットでもあるのです。

所在地
宮城県仙台市宮城野区蟹沢20-1外
危険度ランク
B ★★☆☆☆
与兵衛沼公園の霊視イメージ

仙台市宮城野区内にある与兵衛沼公園。水と森林が織りなす自然の景観は、市街地の近くとはとても思えないほど美しく、散策や釣り、ランニングなどの目的で訪れる人々が絶えない場所です。そんな市民の憩いの場に幽霊が出ると噂されるようになった時期はわりと古く、昭和初期までさかのぼります。目撃した人の多くが「白装束の集団」あるいは「白い和服を着た女性の霊」を見ており、昔からこの沼に身投げをする人が多かったこともあって、その自殺者たちの霊が出るのではないかと言われています。またライオン島と呼ばれる水面から突き出した岩の上に男が立っているのが見え、こちらに気付くとニヤリと笑って水の中へ飛び込む。警察を呼んで捜索したこともあったが、それらしき水死体を発見することはできなかったという怪談もまことしやかに伝えられています。

実際に現地を訪れて霊視を行ったのですが、たしかに霊気の強い場所でした。水の波長が霊的エネルギーを増幅させやすいということは、これまで再三説明してきました。霧やモヤなどの気象現象が起きた際に、その水蒸気を身にまとう形で幽体が一時的に可視化する現象も良く起きます。さらに沼や貯水池など滞留水が大量に存在している場所では、たとえ水路や湧出する地下水などの水源があっても多少の濁りが生じることは避けられず、そこに瘴気が発生して、そのマイナス波動がまた低級霊を引き寄せる原因ともなりやすいのです。与兵衛沼公園の場合もこの条件に合致したロケーションなので、自然に霊が集まってくるのは仕方のないことだと言えます。

沼の周囲を巡る間、合計で7、8体ほどの浮遊霊と遭遇しました。しかし、いずれもさほど強い力は持っておらず、憑依や霊障を引き起こすことはまずなさそうでした。目撃者たちが口を揃えて証言している謎の白装束集団を確認することはできませんでしたが、白い着物の女らしき霊とは会えました。この女性は意志を持った霊本体ではなくて単なる過去の残留思念に近い存在です。木陰から私に向かって優しく微笑んでくれた姿が印象でした。彼女は80年近く前にこの沼で自殺か事故により溺死したらしいのですが、その霊魂自体はすでに帰幽しています。

たしかに心霊スポットではありますが、霊的な危険はあまり感じられない場所。それが与兵衛沼公園に関する私の感想です。前回取り上げた高館山展望台とは全く違います。同じ自殺者の霊が多い場所であるにも関わらず、怨念の気はほとんど感じられませんでした。霊的磁場の条件が異なるだけでこうも変わってくるものなのか、とあらためて驚いた次第です。決して勧めているわけではありませんが、陰の気が最も強まる午前2時前後に沼沿いの散策路から裏側の雑木林の辺りにかけて歩けば、さほど霊感のない方でも幽霊の姿を見られるかもしれません。

与兵衛沼公園

宮城県仙台市宮城野区蟹沢20-1外

「JR仙山線・東照宮駅より徒歩20分」

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