霊視検証!有名心霊スポットの真相!-霊能の世界-

第6回戸山公園

(東京都)

忌まわしい過去を秘めた、新宿最大のミステリーゾーン。
発掘された人骨の祟りとは、果たして本当に存在するのか!?

第6回は、東京都新宿区の戸山公園。この場所を含む一帯には、戦前から戦中にかけて日本陸軍防疫研究所があり、そこで戦争捕虜を使った恐ろしい人体実験が行われていたと噂されている。その恨みを抱えた霊たちが、今もなお周辺をさまよい続けているというのである。果たしてその真相はいかに……!?

所在地
東京都新宿区戸山2丁目~大久保3丁目
危険度ランク
B ★★☆☆☆
戸山公園の霊視イメージ

新宿の都立戸山公園、戸山ハイツ、そして国立感染症研究所を含む一帯は、その昔、軍医学校などの日本陸軍の施設があった場所として知られています。1989年7月、当時の国立予防衛生研究所(現在は国立感染症研究所)の建設現場で、死後100年を経ていない大量の人骨が発掘されました。遺骨は全部で約100体、いずれも頭蓋骨にドリルやノコギリで加工された痕跡があり、一部では戦争捕虜を人体実験に使ったのではないかという説が唱えられています。さて戸山公園にまつわる怪奇現象の噂には、次のようなものがあります。

  • 深夜、箱根山と呼ばれる人工の丘に上がると、人の泣き声や呻き声が聞こえる。
  • 公園内で、人魂(ひとだま)が飛んでいる。
  • 園内のトイレで自殺した男の霊が出る。
  • カメラ撮影をすると、高い確率で心霊写真(霊の姿や謎の発光体)が撮れる。

そんな戸山公園へ実際に足を運びました。
第一印象としてまず感じたのは、土地の霊的磁場があまり良くないということでした。発する気が荒んでいるというか、沈滞して濁っているというか、ある種、廃墟に似た気配を色濃く漂わせているのです。もちろん、園内の施設はそれなりに整っており、周辺には教会の幼稚園や広大な団地、そして国立感染症研究所の大きな建物などもあるのですが、全体としてどうしても寂しく荒廃した印象が否めません。

霊の目撃報告が多い箱根山へ上がり、気持ちを落ち着けて霊視をしてみました。最初に感知されたのは数体の浮遊霊。いずれもこの近辺で不慮の死を遂げた方の霊です。ただ、彼等の発する霊気はさほど強いものではなく、これが心霊現象を引き起こす原因とは考えにくいのです。そこでもう少し入念に探査してみたところ、動物霊の類が次々と網に掛かってきました。一帯から発せられる、濁りのある波動に引き寄せられて集まってきたもののようでした。恐らく人魂や謎の泣き声などは、こうした霊たちの仕業でしょう。なおトイレで自殺した男の霊は、この日は探知することができませんでした。件のトイレ自体も見ましたが、少なくとも今この場所に自殺者の怨念は残っていません。

隣接地で発掘された大量の人骨についても事実が分かりました。ほぼ間違いなく、陸軍の人体実験で命を奪われた方々のものです。日本政府は今後も認めないと思いますが、霊視ビジョンの中にこの経緯が現れましたので付記しておきます。ただし、彼等の霊が祟るということはないはずです。というのも、人骨の発見以降に密かに大掛かりな鎮魂の儀式を執り行った形跡があり、それによってほとんどの霊が成仏しているからです。しかし残留思念の一部は依然として留まっていますので、この場が荒んだ気に支配されているのもそれが原因であると推測しました。ここで悪さをしているのは主に動物霊です。霊感の強い人は要注意ですが、そうでない方はそれほど怖がる必要はありません。

戸山公園

東京都新宿区戸山2丁目~大久保3丁目

「東京メトロ副都心線・西早稲田駅よりすぐ」

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