第27回霊障問題

音宮宇奈美 先生

遠隔霊視と浄霊術により 霊を成仏させ、あらゆる霊障を取り除きます

• これまで、あらゆる霊障トラブルを解決されてきた先生ですが、ご相談者様からはどのような内容の依頼が多いと感じていらっしゃいますか？

  皆様からいただくご相談の中で圧倒的に多いのは、お住まいで起きる霊障の除去です。こういったケースの多くは、その土地や住居で亡くなった地縛霊が起こすものです。私の鑑定では、まずその土地や住居を霊視し、地縛霊がこの世にどのような未練を抱えているかを把握します。そして、その想いを浄化し、供養して差し上げるのです。住居は毎日を過ごす場所なので、霊障が起きていると身体も休まりません。ストレスから解放されるため、「すぐに何とかしてほしい」とおっしゃるご相談者様が多いですね。

• そもそも、地縛霊はなぜ霊障を起こすのでしょうか？

  これは地縛霊に限らず、すべての霊に言えることなのですが、霊たちが霊障を起こすのは、「成仏したい」「助けてほしい」というメッセージを私たちに伝えようとするからです。通常、人は亡くなると魂が肉体から離れて浄化され、やがて姿や形を変えて来世に生まれ変わります。ところが、この世に未練を抱えていたり、恨みの念を抱いて亡くなった方は思念が強すぎて、成仏もできずに現世にとどまってしまう。自分が亡くなった時の感情に支配され続けるので、霊たちの苦しみは本当に計り知れないものです。

• 霊障は、助けを求める霊たちの叫びなのですね。

  その通りです。地縛霊の場合、助けを求めるパターンには2通りあります。まず、地縛霊の死に“まったく関係のない人間”に対してメッセージを送るケース。例えば、前の住人が自殺したアパートで、新しく入居した住人がラップ音に悩まされるなどです。このように無関係の人間を頼って霊障を起こす場合は、霊視も行いやすく、比較的短時間で霊障を除去することができます。

  次に、地縛霊の死に“直接関係した人間”を祟っているケースです。このケースはかなり厄介で、黒いモヤがかかって霊視が難しく、供養も一筋縄ではいきません。抑えきれない恨みの念を相手にぶつけているので、完全に霊障をなくすには、それなりの時間を要します。人を恨むという行為は、霊がその身を削るほどのエネルギーが必要なのですが、それだけその霊に対してひどい仕打ちをしてしまった、ということなのでしょう。

• 浄霊に時間のかかる場合もあるのですね。何か印象に残っているエピソードはございますか？

  某県の大地主の方からのご相談だったのですが、古くから、お子様がある一定の年齢になると原因不明の高熱に悩まされることがあったそうです。やがて快復に向かわれるお子様もいれば、中には命を落としてしまうお子様もいらっしゃいました。初めは霊視を行っても、どす黒いモヤのようなもので全く視えませんでした。根気強く霊視を行っていくと、江戸時代まで映像が遡って、その方のご先祖様が住民たちに対し高い税金を課し、苦しめていました。住民たちの積年の恨みがその土地に染み付き、子孫たちに祟っていたのです。ありとあらゆる手を尽くしたものの、やはり何百年もの念を完全に浄化するには、3年の期間を要しました。最終的に、ご相談者様にご満足いただけてよかったと思います。

• 長い期間、霊たちを放っておいてしまったことも、時間がかかった要因かもしれませんね。

  そうですね。その方も、「まさか先祖代々から祟られていたなんて思いもしなかった」とおっしゃっていました。時間がかかればかかるほど、地縛霊たちの思念は強く、大きくなり、浄化することが容易ではなくなってきます。ささいなことでも構いませんので、お住まいに違和感を感じたり、「これって霊障かな？」と思ったら、ぜひ一度、私たち霊能者にご相談ください。

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