電話占いであった不思議な話 -霊能の世界-

第19回 熊谷煌子 先生

自慢の恋人を「鬼のように禍々しい」と霊視され、
その後、彼に驚愕の過去があることが判明しました。

大阪府大阪市・小松由香さん(仮名)25歳

鬼のように禍々しい

当時付き合い始めたばかりの彼。出逢ったきっかけは、バーで声を掛けられたことでした。「昔やんちゃしていた人」という感じはありましたが、私にはすごく優しいし、社交的で人当たりもいいし、特にこれといって悪いところはありませんでした。友達に紹介しても「イケメンなのに優しい」「すごくいい人」と評判で、正直、自慢の彼だったんです。まだ一ヶ月くらいだったけど、このまま彼と結婚できたらいいな、とすら思っていました。でも、宜保鑑定事務所の熊谷煌子先生に鑑定していただいた時に、驚くべきことを言われたのです。

熊谷煌子先生に見てもらったきっかけは、ネットで評判が良かったからです。私は昔から占いが好きで、当たる占い師の先生に関するお話もいろいろネットで調べています。熊谷煌子先生は私がよく読んでいた占い関係のトピックでたびたび名前が挙がっていて、前から占ってもらいたいと思っていたんです。その時は恋も仕事もうまく行っていると思っていたし、得に悩みはなかったんですけど、単純に「当たる先生に見てもらいたい」という好奇心でお電話しました。

熊谷煌子先生は、お電話が繋がって最初に簡単なご挨拶をした直後から、私の性格や考え方、恋愛傾向、実家の家族のこと、好みの男性のタイプなど次々と言い当て、どれもぴったり的中していました。「こんなに当たる先生がいるなんて」と思ったのを覚えています。でも、彼について霊視が始まった瞬間、先生の声のトーンが変わったんです。「あなたがお付き合いしている彼、よくないです。背後にとてつもない業が見えます、とても禍々しいオーラを感じます。鬼のようです。その彼とは早くお別れした方が良いです」と告げられたんです。まさか彼に関してそんな鑑定結果が出るなんて思ってもいませんでした。その時の私にとって、彼はなんの問題もない相手に思えたんです。

でも、熊谷煌子先生のおっしゃったことの意味はそれから数ヵ月後に判明しました。私、その占い結果を言われて、正直ムッと来てしまったんです。「彼はこんなにいい人なのに、この先生は彼のことを分かっていない」と思いました。でも違いました。

判明したのは、仕事の付き合いで、彼と同郷という人とたまたま知り合ったことがきっかけでした。出身県の話になって、その人が言った自分の地元が、彼の地元と市までまったく同じだったんです。あまりの偶然に、思わず仕事の関係であるにも関わらず「私の恋人が同じ市出身なんです、年も近いしもしかしたら知り合いかも」って言ってしまったんですけど、その人もその話に興味を抱いてくれて、「へえ、奇遇ですね。差し支えなければお名前を教えていただいてもいいですか? そんなに人の多くない田舎だし、もしかしたら本当に知り合いかも知れません」と食いついてきてくれたんです。それで私、彼の名前を教えました。するとその人の顔色が急に変わったんです。「えっ、まさか本当に知り合いなんですか!?」と尋ねると、その人はすごくバツの悪そうな顔をして、「ええ、知り合いというか、同じ中学でした」とおっしゃいました。

その彼の態度が気になって、「あの、すいません、もしかして彼と何か……」と踏み込んで尋ねました。その人は少し考えてから「とても言いにくいことなんですけど、お気を悪くされないで下さいね」と前置きをしたうえで、彼について話してくれました。

彼は地元では有名な人だそうです。悪い意味で。小学校高学年の頃から非行に走り、中学生の頃には地元の少年達の間でも有名な不良。周りのヤンキーをまとめるリーダーのような立場だったそうです。そして、隣の市にある対立グループと喧嘩騒ぎを起こし、その中の一人を殺してしまったそうです。その事件はニュースにもなったそうです。彼はその後、少年院に入ったそうで、「それ以降のことはわからない」とのことでした。

まさか自慢の恋人に殺人の前科があるなんて……。私はネットで検索して調べてみました。すると本当にその事件に関する過去の記事がヒットしたんです。もちろん少年犯罪なので、実名じゃなかったんですけど。その市で、不良グループ同士のトラブルがあって、死者が出て、加害者の少年は逮捕された、とばっきりと書いてありました。さらに、その市の地元の人達が書き込む地域の掲示板も見つかったのですが、そこにはなんと、彼の実名が書き込まれていました。彼は、本当に悪い人物として、今だに噂されていたんです。彼に殺しの前科があることは、もはや疑いようのない事実でした。頭の中に、数ヶ月前の電話占いで熊谷煌子先生がから言われた言葉が蘇ってきました。「あなたがお付き合いしている彼、よくないです。背後にとてつもない業が見えます、とても禍々しいオーラを感じます。鬼のようです。その彼とは早くお別れした方が良いです」とおっしゃった言葉が……。

その後、彼とは「仕事が忙しくなってきた」と言って少しずつ距離を置き、そのままお別れしました。嘘をついてしまいましたが、「あなたは人殺しだから付き合えない」なんて言ったら、私も何をされてしまうかわからなくて、怖かったんです。だいぶすがられましたが、「ごめんなさい」の一点張りで、なんとか縁を切ることができました。

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