電話占いであった不思議な話 -霊能の世界-

第11回 鈴江泰代 先生

亡くなった祖母が頻繁に夢に出てくるようになり、
霊能者の先生に夢の意味を教えてもらいました。

千葉県我孫子市・朝野途花さん(仮名)39歳

亡くなった祖母

去年の今頃、鈴江泰代先生の鑑定を受けた者です。電話占い自体はよく雑誌の記事などで見ていたのですが、もう結婚している普通の主婦なので、恋愛相談なんてないし、電話占いで霊能者に相談することなんてないと思っていました。でも、ある時から夢に、その亡くなった祖母が頻繁に出てくるようになりました。

祖母は私が小学校高学年の頃に病気で亡くなりました。とても優しくて、私のことを気にかけてくれるので、私は祖母のことが大好きでした。お葬式の時には悲しくてワンワン泣いた記憶があります。でも、それから私は大人になって、結婚して、今では二児の母。「懐かしい」という記憶こそあれ、もうこの世にいないことに関してはとっくに受け止めているし、思い出すこともそんなに多くありませんでした。なのに、突然その祖母がたびたび夢に現れてくるようになったのです。最初は「懐かしい、お婆ちゃんだ、夢の中で会えて嬉しいな」って思いました。でも、その二日後、五日後、六日後と、あまりの頻度で祖母が出てくるので、「もしかしたらこれは祖母が何かを伝えようとしてるんじゃないか?」と思うようになったのです。

祖母はさまざまな形で夢に出てきました。今はもうない田舎の家の居間にいたり、子供の頃連れていってもらった遊園地のベンチに座っていたり、全く知らない場所に居たこともあります。そして決まって私に向かって優しそうな顔で話しかけてくるのです。ですが祖母が何を言っているかどうしても分からなくて、私は何度も聞き返します。そうしているうちに目が覚めるのです。なぜ祖母が頻繁に夢に出てくるようになったのか。祖母は一体何を言っているのか。何かを伝えようとしているのか。疑問は膨らむばかりでした。「早く真相を知りたい、霊能者の先生に聞くしかない」と思い、それで霊感鑑定の評判が良い宜保鑑定事務所の鈴江泰代先生にご依頼しました。

先生はすぐ「あなたには人生の転機が訪れようとしていますね」とおっしゃいました。また、私が相談内容をお話する前に「あなたの背後にあなたを見守るお婆さんの姿が見えます」とおっしゃったので、大変驚きました。「それは実の祖母だと思います。最近、祖母が夢によく出てくるのです。でも一体何を言っているのか聞き取れなくて、その意味を知りたいと思い、鑑定をご依頼しました」と告げると、先生はひとしきり聞いたあとで、霊視を進めてくれました。先生は祖母の霊体と直接対話して、祖母の意思を聞き取ってくれたのです。先生いわく、祖母は亡くなってからも私を見守り続け、守護霊化している、とのことでした。「お婆様はずっとあなたを見守り続けてきました。そして今、あなたに人生の転機が訪れようとして、それを告げるためにふたたびあなたの夢の中に出てくるようになったのです」とおっしゃって、次に「あなたはもうじき子供を授かります」と言われたのです。

私は子供がいませんでした。二十代の頃の健康診断で子宮に筋腫が見つかり、その手術をした際、妊娠し辛くなるでしょう、残念ですがお子さんは諦められた方が良いかもしれません、と言われていたのです。旦那と結婚する際もそれを告げて、子供は産めない、と言いました。でも旦那は、それでもいい、と言ってくれて、それで私達は結婚したのです。そりゃあ子供ができたら当然嬉しいですけど、私にはそういう事情があるし、年齢ももう三十代後半なので、子供なんて……。でも先生は「お婆様はそうおっしゃっています。私自身の霊感も、『天からの授かり物を受け取る、それで人生が変わる』と感じ取っています」とはっきりおっしゃいました。

鈴江泰代先生の鑑定はそこで終了しました。祖母の件をはっきり言い当てられたのは驚きでしたが、「子供を授かる」ということについては半信半疑でした。しかし、それから祖母は夢に出てこなくなりました。「もしかして先生の言っていたことは本当で、祖母は先生を通して伝えたかったことを伝えられたから夢に出てこなくなったのかな」と思いました。そして、先生の鑑定から一週間、二週間と経ち、生理予定日を過ぎても、生理が来ませんでした。そこで思い切って妊娠検査薬を使ってみたところ、陽性反応が出たんです。旦那にもすぐに報告しました。旦那も「子供は諦めていたけど、もし本当だったらすごく嬉しい」と言ってくれて、ふたりで産婦人科に行きました。診察を受けた結果、やっぱり妊娠していることが判明したんです。8週目でした。

あの鑑定からもう一年。先日、初めての出産を経験しました。子供はとても健康で元気な子です。私自身の産後の日だちもよく、今は赤ちゃんのお世話で大忙しです。生後2ヶ月の赤ちゃんは本当に手間が掛かります。でも安らかな寝顔を見ていると幸せで一杯になります。そういえば、あれから一度だけお婆ちゃんが夢に出てきました。無言で微笑みかけてくれて、そっと頭を撫でてくれました。

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